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草刈り機の選び方

あっという間に成長してしまう雑草は、庭や畑の景観を損なうだけでなく害虫の住処となってしまうことも。そんな時に活躍するのが草刈り機。しかし、一口に草刈り機といっても、種類や機能は様々で、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
それぞれの特徴を理解し、ご自身の使用環境に合ったものを選ぶことが大切です。
あなたにぴったりの草刈り機を見つけて、快適な草刈り作業を実現してください。
また、草刈り機を使用する際は、必ず保護メガネや手袋などを着用し、安全に注意して作業してください。


01草丈・広さで選ぶ

草刈機を選ぶ際には、草丈と作業する広さを考慮することは非常に重要です。
適切な草刈機を選ぶことで、作業効率を大幅に向上させ、安全に作業を行うことができます。

刈払機・草刈機 芝刈機 スパイダーモア 畦草刈機 ロータリー草刈機 乗用草刈機 ハンマーナイフモア

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02使用環境や用途で選ぶ

草刈り機は使用環境によって最適な種類が異なります。
草刈り機を購入する際は、自分の使用環境に合ったものを選ぶことが重要です。

 

平地を自走式で刈りたい

自走式草刈り機
○最適な環境:平地の広い場所
幅の広い平地を草刈りするのにお奨め

 

小規模の範囲を刈りたい

刈払い機
○最適な環境:小規模な範囲・平地から畦までオールマイティーに活躍
万能の刈払い機!木の周りや細かな仕上げなど、他の草刈り機との併用もおすすめ
刈払い機の選び方はこちら▶

エンジン式:パワーがあり、硬い雑草や背の高い草も力強く刈り取ることができます。広い農地や山林での作業にも対応でき、長時間の作業にも安心です。
充電式:コードや燃料の必要がなく、場所を選ばずに手軽に使用できます。住宅地など騒音の気になる場所でも、静かに作業することができます。

 

丈の高い草を刈りたい

ハンマーナイフモア
○最適な環境:丈の高い草・平地の広い場所・河川敷など
異物・障害物がある場所でも安心!抜群の破砕力で長い草や硬い草も細かく粉砕。

タイヤモデル:小回りが利き、平坦な場所での作業に適しています。
クローラモデル:不整地・傾斜地でも安定した走行ができます。

 

傾斜地を刈りたい

自走式斜面草刈り機
○最適な環境:田んぼの法面・土手・2m程度の斜面
斜面の上から安定した姿勢で草を刈ることができます。

 

畦を2面同時に刈りたい

畦草刈り機
○最適な環境:田んぼの畦・土手際など
畦の上面と側面、2面の草を同時に刈ることができます。

 

乗用で広範囲を刈りたい

乗用草刈り機
○最適な環境:平地の広い場所・丈の短い草・広い敷地
乗用だから座ったままで作業が楽!

 

ラジコンで平地を刈りたい

ラジコン草刈り機
○最適な環境:平地の広い場所・太陽光パネルの下・果樹園
暑い日も日陰にいながらコントローラーで操作し草刈りできます!

 

芝生を刈りたい

芝刈り機
○最適な環境:芝面
芝生を綺麗に刈ることができます

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03刈払い機を選ぶ5つのポイント

庭や畑の草の対策に大活躍の刈払い機。
用途に合った刈払い機を使用することで、作業がより効率的に行えます。

※騒音が気になる方は電動タイプが圧倒的にオススメです。電動>>>>>>4サイクル>2サイクル

 

排気量で選ぶ

刈払い機は排気量によって対応するチップソーのサイズやアタッチメントの対応が変わってきます。
また、笹や幹の太い草などを刈る場合はパワーが必要になります。
一般的には26ccクラス以上で10"(255mm)のチップソーおよびナイロンカッターが対応可能になります。
排気量が大きくなればパワーがあり、作業効率も上がりますが、反面、重量は重く、価格も高くなります。

排気量 特徴 こんな方にオススメ
20cc~ 一般用
自宅周辺等の狭い範囲・短時間での作業柔らかく、少量の草用
家の庭の草刈りや10坪程度の畑の草刈りなど手で取るには大変なので機械で刈りたいという方にオススメ。
重量が軽く、力の弱い方でも容易に取扱いが出来、価格もお手頃。反面、使用する場面が限定され、アタッチメントも不向き。
重 量:◎
価 格:○
汎用性:×
25cc~ 一般~農作業の草刈り等、長時間、広い範囲での草刈りに柔らかく、密集した草用 10インチ(255mm)のチップソーやナイロンカッターなどはこのクラスから。重量もそこそこ、価格もそれなり、汎用性もまぁまぁ。
プロというほど使わないが、それなりに使いたいという方にオススメのクラス。
重 量:○
価 格:○
汎用性:○
30cc~ プロ仕様
山林作業、造園などに固く太く、密集した草用
山林の下草刈りや、笹や太くて固い草を刈るにはこのクラスから。
パワーが違うので作業効率が段違いです。
反面、とにかく重い!
正直6kgを超える場合は背負い式の方が効率がいいです。
重 量:△
価 格:△
汎用性:◎


 

重量で選ぶ

一般的な肩掛け式刈払い機では3kg~6kgの重量が多くなっています。数字だけ見ると1kg違ってもさほど大きな違いは無いように感じますが、実際に使って作業すると重量は大きなポイントになります。(個人的には一番選ぶポイントだと思います。)しかし、軽くて壊れやすい。 軽くてパワーが無いだけでは困りますので、用途・重量・パワー・耐久性のバランスを考えて選びましょう

重量 特徴 こんな方にオススメ
3kg~ 20cc~クラスや電動タイプがこの重量に とにかく軽いので力の弱い方に最適です。パワーが無い物が多いですが、その分重量による疲れも少ないので好みが分かれますが、個人的には3kg後半~4kg前半の物が使いやすいです。
4kg~ 一般的な2サイクルの刈払い機は
この重量
一番一般的な重量です。ほとんどの2サイクルエンジンタイプの20~26cc程度が該当します。(両手ハンドルを除く)
3kg台の物と比べ1kgの違いですが結構ずっしりきます。
パワーと重量のバランスは良いと思います。
5kg~ 4サイクルの刈払い機や30cc~は
この重量
両手ハンドルタイプの両肩掛け式ならならそれほど苦になりませんが、
ループハンドルだとかなりずっしり来ます。5kgのダンベルを持ってみれば重さが想像しやすいかも。
4サイクルの利点・ハイパワーと天秤にかけてお選びください。
6kg~ 30cc~や
背負い式刈払い機はこの重量
重量がかなり重く感じられます。
クリアリングソー等専用機で無い限りは背負い式の方が使い勝手が良いでしょう。


 

価格で選ぶ

異なる機種もありますが一般的に高い=高耐久・軽量・ハイパワー。安い=使い捨て・重い・パワーが無いという機種が多いです。年に1~2回程度、ちょっと使って終わりなら安い方がオススメです。長時間での使用や様々な用途に使いたいなら良いものを選んだ方が効率もコストパフォーマンスもずっとよくなります。

価格帯 特徴 こんな方にオススメ
~25000円 海外製がメイン
使い捨て
年に数回しか使用せず、使用する範囲も狭く、壊れたら修理せず新しいものに買い替えたいという方には圧倒的コストパフォーマンスです。
~45000円 買いやすい価格
一般~農業使用向け
日本製では一番多い価格帯です。一番買いやすくオススメ。ちょっとした故障なら修理して長く使え、長時間の使用にも向いたものもあり。種類がとにかく多い価格帯なのでよく選んで買いましょう。
~65000円 プロ仕様・軽量・
ハイパワー
低排気量では軽量、高耐久な物が多く、ハイパワー機もこの価格帯です。使っている部品が違うので耐久性、重量など大きく異なる機種も多いです。せっかく買うなら良い物をという方はコチラ。
65001円~ 背負い式やプロ仕様機 修理費用(フルオーバーホール)とのバランスを考えるとこの価格からが修理してでも長く使いたい機種ですね。
良い物を長く使いたい方に。


 

ハンドルの形状で選ぶ

使用する環境に対応できるよう様々な種類があります。
肩掛け式の代表的な物は下記の3種類になります。

両手ハンドル
○最適な環境:障害物の少ない場所や、平らな場所
腰のひねりで操作するので長時間の作業に向いています。片方の肩にかける片掛け式と両肩掛け式のストラップがあり、重量が重い場合は両肩掛けの方が負担が少なく楽に作業できます。ハイパワーの機種はどうしても重量が重くなりがちなので、両手ハンドルで使う方が多いです。

ツーグリップ
○最適な環境:山の斜面や土手の法面など傾斜が強い場所
刈払い機をほうきの様にして使います。傾斜が強い場所での使用を想定しています。
この仕様が無い物もありますが、それは、肩にかけることもできますが両手で持って使う事を前提にしている為、重量が軽い機種が主になります。
肩掛けストラップも付いてはいますが、傾斜地で足を滑らせた際に機械を直ぐに投げ捨てられるよう、ストラップを掛けないで使う方が多いです。

ループハンドル
○最適な環境:平地や傾斜地どちらも使いやすい
ツーグリップと両手ハンドルの中間になります。 いろいろな場面で使う事を想定される場合は、ループハンドルが汎用性が高いです。
しかし、最近は刈払い機の価格もかなり安くなったため、上記2種類を使い分けされる方が増えています。

背負い式刈払い機について
上記刈払い機だと重量が重い!また、排気ガスが顔の近くに来るのが嫌
という方には価格は張りますが便利な背負い式がオススメ。
背負うので長時間の使用も楽ですし、なにより腕の負担が減ります。
広い平らな場所では両手ハンドル式の方が効率は良いですが、畔草刈や傾斜地での草刈りでは背負い式が楽です。


 

刃の形状で選ぶ

ナイロン紐製の芝刈り用から、1cmを超える灌木用の超硬度合金を埋め込んだ回転歯まで、
用途や対象別に多岐にわたります。 主な種類としては以下の種類があります。

チップソー
台金に超鋼合金のチップが埋め込んであり、切れ味が長持ちするという特徴があります。
5cm以下の雑木や山林の下刈り、雑草刈りなど幅広く使用できます。

4枚刃
比較的背の低い柔らかな雑草を刈るのに向いています。畦畔の雑草や畑などの作業に活躍します。

8枚刃
やや硬い雑草を刈るのに向いており、水田、畑の畔草刈りに使用できます。

ナイロンカッタ
金属刃の作業困難な場所や建物の際、ブロック塀、狭い場所での草刈に活躍します。
ナイロンカッタは柔らかい丈の短い草用です。

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04安全にご使用いただくために

刈払い機は、取り扱いを誤ると大変危険です。事故なく安全にお使い頂く為に下記のご用意をお願いします。

燃料
4サイクルエンジン→無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)
ガソリン携行缶(UN規格適合品)
2サイクルエンジン→混合ガソリン(レギュラーガソリン+2サイクルエンジンオイル)
ガソリン携行缶(UN規格適合品)

服装
・ゴーグル(石やゴミ飛び防止)
・手袋(すべりにくいもの)
・安全靴(足先を守ります)
・長袖・長ズボン上下(刈り草や石が跳ねます。肌は露出しないように)

※必要に応じて
・防刃ズボン/エプロン(安全防具)
・防振手袋(長時間作業時には)
・マスク(排ガス用)
・耳栓(長時間使用の際は特に)
・フェイスガード(眼だけでなく顔全体を防御)

※毎年必ず刈払い機による死傷事故が発生しています。使用前には正しい服装を準備のうえ、安全にお使いください。

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05刈払い機、草刈り機のQ&A



Q、刈払い機(かりはらいき)と草刈り機(くさかりき)は何が違うの?

A、山林などの下草刈りをすることを目的に作られた草刈り機で、現行では、先端に刈刃が付いており、長いシャフトでエンジンとつながっている形の機種を刈払い機として区別しています。
作業がホウキで掃くような操作を行う形から刈払い機として区別されています。
※同じような構造をしていても山林の草刈りを行うパワーが無い物と区別して草刈り機と呼ばれる機種もあります。


Q、使用には免許は必要ですか?

A、刈払い機取扱作業者の資格を有することが望ましい。とされていますが、持っていなくても違反にはなりませんが、使用に際しては怪我や事故が無いよう、取扱い説明書をよく読み、正しくお使いください。
なお、林業や造園業など日本国内で労働として刈払い機を用いる場合には、安全衛生教育を受講していない場合、労働安全衛生法違反となります。


Q、ナイロンカッタは、どの刈払い機にも使用できますか?

A、刈払い機の種類によりますが、エンジン排気量2サイクルエンジンは26cc以上を目安としてご使用ください。4サイクルエンジンには使用できなくはないですが不向きです。
また、ナイロンカッターを使用時はエンジン回転数は全開でお使いください。
チップソーと異なり、遠心力により回転を維持する力が弱くなる為、エンジンの回転数が落ちやすく、クラッチが故障する原因となります。詳しくは下記を参考。

つまりナイロンカッターは負荷は大きいわりに遠心力が弱くエンジン回転数が落ちやすい。

◆2サイクルエンジンの最高回転数 約1万回転/分

◆4サイクルエンジンの最高回転数 約6千回転/分

2サイクルも4サイクルもエンジン排気量の小さい刈払い機でも、エンジン回転を全開で使う分にはナイロンカッターでも問題はありません。
しかし、エンジン全開で使うと刈り草などの飛び跳ねが多く、エンジンもうるさく燃費も悪い為、回転数を落として使うのが一般的です。
そうすると、エンジン回転数の落ちやすいナイロンカッターを使用すると、遠心クラッチが半クラッチの状態になり、焼け付きなど故障の原因となりやすいのです。

●まとめ
ナイロンカッターの使用は2サイクルエンジンは26cc以上、4サイクルエンジンには向かない理由は、エンジン回転数が落ちやすく故障しやすいから。

Q、ホンダのUMK425にナイロンカッターは使えますか?
A、取り付ける事は可能ですがクラッチに負担がかかり故障の原因になりますのでメーカーでは推奨しておりません。


Q、4サイクルエンジンと2サイクルエンジンの機種は何が違うの?

A、
1、燃料

2サイクルエンジンは燃料(ガソリン)に潤滑油(エンジンオイル)を混ぜた混合燃料を使う必要があります。
4サイクルエンジンはガソリンのみで動作可能です。

2、パワー
2サイクルエンジンの25cc≠4サイクルエンジンの25cc
エンジン排気量が同じでもパワーは異なります。2サイクル>4サイクル

3、重量
2サイクルエンジンの方が構造が単純で軽量化がしやすい反面、4サイクルはどうしても重くなります。

4、燃費
4サイクル>>>2サイクル
4サイクルの方がオイルを混ぜて燃焼させないので、当然燃費が圧倒的に違います。
また、排気ガスも4サイクルの方がクリーンで音も静かです。

Q、初めて使います。4サイクルエンジンと2サイクルエンジンではどちらが良いですか?
A、それぞれに特長があります。初めての方には4サイクルエンジンの刈払い機をお薦めします。
●4サイクル・・・出力がフラットで扱いやすい 燃料がガソリンのみで準備が容易
●2サイクル・・・軽量でハイパワー出力 混合油の準備が面倒


Q、刈払い機の故障原因として多いのは何ですか?

A、ガソリンを使うものの共通として燃料系のトラブルが1番多くあります。

燃料の劣化
ガソリンには使用期限があります。
揮発性が高く、劣化が早い為、購入後1か月以内の消費が望ましいとされています。使わない冬のシーズンに燃料を入れたままにしておき、春にはエンジンがかからないという現象が多発します。防止策としては、入れた燃料は使い切るか長期保管時は抜き取る。古いガソリンは使わない。これを行うだけでも機械はずっと長持ちします。

オイル不足による焼き付き
2サイクルエンジンで特に多いのがコレ。混合燃料を作る際に混合比を間違えたり、安いオイルを使う事で発生します。保障期間内でもメーカー指定オイルを使用しないと保障は効きません
薄すぎるとエンジン内に傷が付き、エンジンが終了します。
濃すぎるとエンジン内にすすが溜まり、傷がついてエンジンが終了します。
2サイクルエンジンは単純だからこそデリケートです。


Q、ホンダ刈払い機UMK425HとUMK425Kは何が違うの?

A、

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